ピオーネ（イタリア語: Pione）は、黒葡萄の一種。名前は、「開拓者」という意味のイタリア語に由来する。1957年に、静岡県の井川秀雄が交配し作出された4倍体品種である。巨峰よりも香りが強く、かつ日持ちのよい品種とされている。従来、巨峰とカノンホールマスカットを掛け合わせた品種であるとされてきたが、「カノンホールマスカット」がピオーネの親である説は九州大学農学部の研究によって否定された。強い甘みでありながら爽やかな酸味があり、すっきりとした味が特徴。また大粒なのに身が詰まり、果汁が豊富。岡山県高梁市の位置するびほく地域は日本一のピオーネ産地。半世紀以上の匠の技術の結集と、昼夜の寒暖差を生み出す中山間地特有の気候は、最高峰のピオーネを生み出す。

　シャインマスカットは、大粒で食味良好な二倍体のブドウで、果皮色は黄緑色で、肉質が崩壊性で硬く、香気はマスカット香です。農研機構の果樹茶業研究部門で生まれた新しい品種で、糖度は18度以上で酸味が少ないため、巨峰にも負けない強い甘みを楽しめます。

安芸クイーン（別名「クリスタルローズ」）。巨峰の実生から生まれ、オリンピアの食味を持った鮮紅色巨大粒種。農水省作出の品種中、人気No.1。とにかく香りよく濃厚で旨い。色付きが悪く、劣化が激しいので栽培が難しく生産量が少なく、非常に貴重な品種。

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